祐ホームクリニックの教育が変わります(Vol.01):井口先生インタビュー
2015年11月19日
2016年度より、祐ホームクリニックは在宅専門医研修プログラムを大幅に刷新する予定です。在宅医療の専門医を目指す方に更によりよいプログラムを提供していきます。本日は、指導医の井口医師にインタビューしました。
●祐ホームクリニックにいらっしゃるまでのご経歴を教えて下さい
もともと体が弱く病院にかかることが多かったこともあり、人の役に立ちたいと医師の道を志すようになりました。研修医の時に患者さんだけでなく、家族、地域まで視野にいれて関わる家庭医療に出会い、専門とすることにしました。雪国や離島などでのへき地医療を通じて家庭医療の実践を行い、またアメリカのオレゴンやハワイでの短期研修も経験しました。総合的に状況を捉え、どのような場所や制度の下でもそこでのベストを探ろうとする家庭医療の深みに魅力を感じています。地域での医療も非常にやりがいがあり楽しかったのですが、都市部にも別の厳しさがあるのではないかという思いを強め、在宅医療に興味をもつようになりました。2013年から在宅医療研修を開始、2014年度に在宅医療専門医取得し、在宅医療の教育に関してお声がけいただいたこともあってこの祐ホームクリニックに着任しました。普段の臨床に加えて、この在宅専門医研修プログラムの指導医も担当しています。

●在宅専門医研修プログラムは、どう変わるのでしょうか
2016年4月から、大きく2つのコースに分かれる予定です。
1つめのコースは、臓器別専門医研修をうけてこられた方のためのコースで、2年間のコースになります。在宅医療の現場では臨床の考え方が大きく変わりますのでじっくり現場を経験しつつコアとなる家庭医療のプリンシプル学習、在宅医療特有のスキルの習得を進めていただきます。2年間の中で外部研修枠もしっかり設けてありますので、指導医と相談の上普段の臨床だけでは得られない学びができます。
2つめのコースは、プライマリケア連合学会専門医取得者向けの1年間のコースです。コアプリンシプルの習得が一定以上のレベルに達しているという前提で、1年間で専門医取得を目指します。
●プログラムを受けられる先生へのサポートはどのような感じでしょうか
週に1回の朝勉強会、月に1回のポートフォリオ勉強会に加え、必要に応じて指導医との振り返りを日々行い、安心して研修に取り組めるようにしてゆきます。またE-ポートフォリオを用いてポートフォリオ基盤型学習の支援も同時に行っていきます。
●在宅専門医プログラムを目指される方へのメッセージをお願い致します
高齢化が進む中、在宅医療のニーズは増しています。この専門医研修プログラムを受けられる先生方にはプライマリケアの考え方・理念を学んでいただきながら、ご自身の専門も生かして質の高い在宅医療を提供できる場を共に作って行けたらと思っています。
在宅医療の現場には明確な正解はないこともしばしばありますが、私達と一緒に悩み考えていきたいという方、興味のある方、なにより熱意がある方の問いあわせを、心からお待ちしています。

祐ホームクリニックの採用情報はこちら
2016年度より、祐ホームクリニックは在宅専門医研修プログラムを大幅に刷新する予定です。在宅医療の専門医を目指す方に更によりよいプログラムを提供していきます。本日は、指導医の井口医師にインタビューしました。
●祐ホームクリニックにいらっしゃるまでのご経歴を教えて下さい
もともと体が弱く病院にかかることが多かったこともあり、人の役に立ちたいと医師の道を志すようになりました。研修医の時に患者さんだけでなく、家族、地域まで視野にいれて関わる家庭医療に出会い、専門とすることにしました。雪国や離島などでのへき地医療を通じて家庭医療の実践を行い、またアメリカのオレゴンやハワイでの短期研修も経験しました。総合的に状況を捉え、どのような場所や制度の下でもそこでのベストを探ろうとする家庭医療の深みに魅力を感じています。地域での医療も非常にやりがいがあり楽しかったのですが、都市部にも別の厳しさがあるのではないかという思いを強め、在宅医療に興味をもつようになりました。2013年から在宅医療研修を開始、2014年度に在宅医療専門医取得し、在宅医療の教育に関してお声がけいただいたこともあってこの祐ホームクリニックに着任しました。普段の臨床に加えて、この在宅専門医研修プログラムの指導医も担当しています。

●在宅専門医研修プログラムは、どう変わるのでしょうか
2016年4月から、大きく2つのコースに分かれる予定です。
1つめのコースは、臓器別専門医研修をうけてこられた方のためのコースで、2年間のコースになります。在宅医療の現場では臨床の考え方が大きく変わりますのでじっくり現場を経験しつつコアとなる家庭医療のプリンシプル学習、在宅医療特有のスキルの習得を進めていただきます。2年間の中で外部研修枠もしっかり設けてありますので、指導医と相談の上普段の臨床だけでは得られない学びができます。
2つめのコースは、プライマリケア連合学会専門医取得者向けの1年間のコースです。コアプリンシプルの習得が一定以上のレベルに達しているという前提で、1年間で専門医取得を目指します。
●プログラムを受けられる先生へのサポートはどのような感じでしょうか
週に1回の朝勉強会、月に1回のポートフォリオ勉強会に加え、必要に応じて指導医との振り返りを日々行い、安心して研修に取り組めるようにしてゆきます。またE-ポートフォリオを用いてポートフォリオ基盤型学習の支援も同時に行っていきます。
●在宅専門医プログラムを目指される方へのメッセージをお願い致します
高齢化が進む中、在宅医療のニーズは増しています。この専門医研修プログラムを受けられる先生方にはプライマリケアの考え方・理念を学んでいただきながら、ご自身の専門も生かして質の高い在宅医療を提供できる場を共に作って行けたらと思っています。
在宅医療の現場には明確な正解はないこともしばしばありますが、私達と一緒に悩み考えていきたいという方、興味のある方、なにより熱意がある方の問いあわせを、心からお待ちしています。

祐ホームクリニックの採用情報はこちら